なっちゃんが生まれた日
いきなりだけどなっちゃんが生まれた日のことについて書いてみることにした。
なっちゃんがこの世に誕生したのは、2007、8,12 AM9時30分暑い暑い夏の日。
朝6時・・・家で寝ていると「ぱちんっ」と何か刺されたような痛みが走った。
破水?!と思ってトイレに行くが普通にトイレを済ませ布団へ戻る。
するといきなり「しゃあー」とお湯のようなものが流れ出てきて、止めようにも止まらない。布団一面おねしょのようになり動けなけなる。
お腹の赤ちゃんは逆子と言われていて、つい先日逆子から横位になってしまい
逆子体操も中止されていた。
だから早期破水をすれば臍帯が飛び出て、危険だと思い動けなくなってしまった。
陣痛は破水をしてしばらくしてから少しずつ始まった。
すぐに隣に寝ていたお父さんを起こした。近くに住んでるばあばに電話をして来てもらった。お兄ちゃんのこうきちはまだグッスリだったので、じいじに連れて行ってもらった。
産院に電話をし、大きなナプキンをあて手で押さえながら車で30分の産院へ向かった。
立ってて大丈夫なのかなーっていうぐらい外で待たされたし、普通に歩かされた。
すぐにNSTをつけ内診された。子宮口はまだ3cmしか開いてないみたいで浣腸をされた。浣腸をし、トイレを済ませてから陣痛が強くなり子宮口も9cmまで開いた。
すぐに分娩台まで行き先生より「横から逆子になったから良かったけど、顔が上向いて出てきたら帝王切開になるから・・・。」と説明された。
分娩経過は母子共に1回早産になりかけてからは、何ら異常なく順調だった。
先生も「明日やったら正期産やけど、今日は一日早産やなぁ」なんていってるだけ。
また先生より「逆子やから1回のいきみで出す気でいてな。」と言われ、他の陣痛はすべていきみ逃しでとても辛かった。
少し経つといい陣痛がき、これ1回で出す気持ちでと言われ頭の血管がちぎれるくらいいきんだ。2回続けていきむとスルッと赤ちゃんは出てきてすぐに吸引された。
私の頭元で赤ちゃんは処置をされていたから、何も見えず声を頼りにしていたけど、泣き声が一向に聞こえない・・・。
「フニャ」っと聞こえたような空耳のような声がかすかに聞こえ、看護婦さんに
「赤ちゃん泣かない・・・。なんで?」と聞いても「大丈夫、今先生がしてくれてるから・・・。」と言うだけ。
すると、先生は「お母さん、赤ちゃんは何かの病気があるみたいです。あごが小さくて首も細い、手も足も硬くて動かないし・・・。これは出産で起きたのではありません。分娩はスムーズやったし、何も問題はなかったから、もともと何かがあったんやと思います。今からOO病院に運びます、いいですね。」と、
早口で説明された。お父さんが呼ばれ簡単な説明がされ、救急車で一緒にいくことになった。
看護婦さんは「お母さん触ってあげて下さい。」と言い赤ちゃんを隣に連れてきた。
私は、黒くて小さなほとんど動かない赤ちゃんを直視できず硬い小さな手を少しなでた。
呼吸が弱かったが顎が小さくて挿管できなかったみたいで、 「自発はあるな!」と先生がみんなに確認しマスクで行くことになった。
私は涙も声も出ず、ただ呆然と分娩台の上で天井を見ていたように思う。
すると実習生のような子が、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれ我に返った途端、涙が止まらなくなり2時間泣きまくった。
家族みんなが生まれたと駆けつけてくれ、みんなで泣きながら
「みんなで育てていこう。一人じゃないから。大切にしたろうな、いい子になるよ。」と・・・。
2040グラム、女の子誕生・・・。


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